森川桃助教が着任しました

東京大学 大学院医学系研究科 分子構造・動態・病態学講座より、森川桃助教が着任しました。

着任のご挨拶

2024年3月1日付けで筑波大学医学医療系生命医科学域解剖学・神経科学研究室の助教に着任させていただくこととなりました、森川桃です。

私は子どもの頃から、自然や生き物に興味を持っていました。

歳の近い姉やいとこ達と「子供探検隊」と「自然研究会」というグループを作って、庭で寝ながら月や星、流星群を観察したり、虫を捕まえたり、その活動で得た結果を親に向けて発表する会を開催したりして遊んでいました。

小学校の高学年以降は宇宙にはまり、日本宇宙少年団の団員として様々な活動に参加しました。その時に何度も「筑波」に来た記憶があります。当時は筑波大学にご縁ができるとは想像もしませんでしたので、つくば駅で記念に買ったお土産を見返すと、不思議な気持ちになります。

幼少期の記憶の中で強烈に残っているのは、脳神経外科医の父が自分で作ったというマウスの脳スライス標本の美しさです。東京大学に入学後、その美しさが忘れられず、脳の研究に携わりたいと考えるようになりました。

そこで大学4年生のときに東京大学の細胞生物学・解剖学教室の廣川信隆教授の研究室に入り、遺伝子改変マウスを用いて、キネシン分子モーターが関与する脳高次機能の研究を始めました。これまでに理化学研究所の吉川武男チームリーダーにもご指導いただき、恐怖記憶消去のメカニズムの一端や、神経変性疾患や精神疾患の発症機序を解明する研究に携わってまいりました。

これから筑波大学の解剖学・神経科学研究室の一員として、武井陽介教授のもと研究を発展させて脳高次機能の解明を進め、ライフサイエンス分野の発展に寄与できるよう努力していきたいと思います。

ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年3月1日 森川桃

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