医学群医学類の学生が研究室演習に参加2

2023年度医学類研究室演習に中村賢友さん(M3)が参加しました。部活動にも熱心に取り組まれて、優れた成績を残していらしゃいます。本年度は、若い力とともに研究を推進したいものです。

中村賢友さん (医学群医学類3年)

本年度、解剖学・神経科学研究室で研究室演習に参加させていただくことになりました中村賢佑です。よろしくお願いいたします。
私は精神や心といった実際に見ることはできないものに対して、漠然とした近寄りがたいイメージを抱いていました。しかし、研究室のHPで母体免疫反応の活性化やたんぱく質の欠損によって精神疾患になると知り、不分明な精神の領域を明らかにする神経科学に心惹かれました。精神の機能を担っている脳について、学びを深めたいと思っています。
また、高校では生物系の本格的な実験を行うことができず、大学の研究室ではどのような実験が行われているのか気になっていました。医学類の実習で何度か実験を行ったことがありますが、研究室演習に参加することで、研究者はどのようなことを考えているかを知り、研究についての知識をさらに深めてみたいと思っています。
こちらの研究室で研究室演習に参加させて頂けることを大変嬉しく思います。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

教育カリキュラム: 研究教育

今日の医学医療の目覚ましい発展は、先人が長い時間をかけて築き上げた努力の賜物です。医学生は、単に今日の医学の知識や技術を学ぶだけではなく、将来これをさらに発展させ、様々な立場から、次代の医学医療を切り開いていくことが期待されます。基礎医学研究者や先端医療従事者はもちろんのこと、地域医療に携わる臨床医であっても、現在まで積み上げられて来た医学の知識や技術に新たな一行を加えていく努力をすることが責務です。

また、医療の基本は科学でもあります。科学的に物事を見て、論理的な思考ができることは、研究の場のみならず、診療を行う臨床の場でも最も基本的なことです。

研究室演習

医学類では、科学的、論理的な思考をトレーニングし、研究マインドを持たせるための教育の一環として、1年次生から4年次生まで、研究室演習の選択科目を設置しています。各学生は、毎年自分の興味に従って、基礎医学、臨床医学、社会医学を問わず研究室を選択できます。各研究室の指導教員と相談し、具体的な研究テーマを設定し、授業の合間や放課後、夜間などに研究室で指導を受けながら研究を行うことができます。これまで毎年20名以上の学生が本コースを受講し、自発的に様々な研究室で研究を行ってきました。

新医学専攻コース(研究室実習)

さらに5年次後半から6年次前半までのおよそ半年間は、希望する研究室にてフルタイムで研究を行う新医学専攻コースを選択できます。また、これを選択した学生の中から、毎年2名に限り研究医養成コースに入ることができます。研究医養成コースに入ると月額5万円程の奨学金が支給され、また卒業後は直ちに大学院博士課程に進学し、早期に博士の学者として大学を始めとする教育研究機関で活躍することが期待されます。

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