IBRO School 2026は、「Behavioral Neuroscience for Well-Being: Sleep, Cognitive, and Social Brain Sciences」をテーマに、2026年9月26日〜10月3日に筑波大学を中心として開催される国際的な神経科学教育プログラムです。若手研究者や大学院生が、行動神経科学を基礎から応用まで体系的に学び、国際的な研究交流を深めることを目的としています。
プログラムの中心は、Sleep(睡眠)、Cognition(認知)、Social Brain(社会脳)の3領域で構成されています。睡眠領域では、オレキシンによる睡眠・覚醒制御、アデノシンA2A受容体、神経炎症と睡眠障害、睡眠覚醒リズム、ヒトの睡眠・覚醒などを扱います。認知領域では、認知機能の基礎、随意行動を担う神経回路、メタ認知、性ホルモンと認知、発達性ディスレクシア、認知症の早期発見・治療・予防まで幅広く取り上げます。社会脳領域では、社会行動、攻撃性、ストレスと代謝・生殖・腸の関係、行動動物モデル、社会的孤立、情動が運動行動に及ぼす影響などを学びます。
講師には筑波大学のほか、National Taiwan UniversityやMonash Universityなどの研究者が参加しており、国際性の高い構成となっています。また、Scientific Lectureだけでなく、研究倫理、先端イメージング技術、アントレプレナーシップ、国際的キャリア形成に関するLunchtime Sessionも設けられています。アップロードされたプログラムでは、主要な科学講義が9月27日〜10月1日に実施され、一部はオンラインまたは事前収録形式で行われることが示されています。
特別講演としてMika Omori氏とMasashi Yanagisawa氏による講演も予定されています。全体として本IBRO Schoolは、分子・神経回路から動物モデル、ヒト研究、臨床、社会行動までを横断し、脳科学をwell-beingへ結び付けて学ぶ集中型プログラムです。専門知識の習得だけでなく、研究倫理、最新技術、国際交流、キャリア形成まで含めて学べる点が大きな特徴です。



