2026年度篤志解剖体慰霊式が開催されます

筑波大学篤志解剖体慰霊式が、2026年10月07日(水)に開催されます。

M2代表者のHさんが「追慕の辞」を述べます。

〇日 時:2025年10月07日(水)
〇場 所 :大学会館講堂

〇式 次第
開 式
学長挨拶
献体者氏名奉読
黙祷
追慕の辞 (医学群長・白菊会代表・学生代表 医学群医学類M2)
献 花
閉 式

筑波大学白菊会事務局

解剖体慰霊式は、医学・歯学などの教育や研究のためにご遺体を提供された献体者を追悼し、その尊い意思とご貢献に対して感謝を表すために行われる式典です。解剖学実習において、学生は教科書や模型だけでは得ることのできない人体の構造を、実際のご献体を通して学びます。その学びは、献体者ご本人の生前の意思と、ご家族の理解と協力によって初めて可能となるものです。

慰霊式では、黙祷や献花、大学代表者や解剖学担当教員による慰霊の辞、学生代表による感謝の言葉などが捧げられます。大学によって形式は異なりますが、宗教・宗派を限定しない形で執り行われる場合も多く、献体者の尊厳を守りながら、学生・教職員が静かに感謝と追悼の意を示す場となっています。また、白菊会などの献体団体やご遺族が参列し、大学と献体者、そのご家族を結ぶ重要な機会にもなっています。

医学を学ぶ学生にとって、慰霊式は単なる実習終了後の行事ではありません。解剖学実習では、人体の構造や個体差、病気や手術の痕跡などを観察することを通じて、人間の身体について深く学びます。同時に、自らが学んでいる身体が、かつて一人の人間として人生を歩んだ方の身体であることを忘れてはなりません。その意味で、献体者はしばしば「無言の師」と表現されます。

慰霊式は、学生が「何を学んだか」だけではなく、「誰から学ばせていただいたのか」を改めて考える機会です。献体者への感謝を胸に刻み、そこで得た知識と経験を将来の診療や医学研究に生かしていくことこそが、ご献体に報いる最も大切な姿勢といえます。解剖体慰霊式は、献体者を追悼する場であると同時に、生命の尊厳と医療者としての責任を学ぶ、解剖学教育の重要な一部でもあります。

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