矢部一徳技術職員(献体事務室)が、令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞を受賞しました。
令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「研究支援賞」は、科学技術イノベーションの創出に向けて、研究者の研究活動を支える優れた支援成果を顕彰する賞です。研究成果そのものを挙げた研究者だけでなく、研究戦略の立案、研究プロジェクトの推進、研究設備・分析技術の高度化、実験・解析支援、安全管理、人材育成などを通じて、研究開発の発展に大きく貢献した個人またはグループが対象となります。文部科学省は、研究支援賞を「研究開発マネジメント部門」と「高度技術支援部門」に分けており、令和8年度からこの区分が明確化されました。(文部科学省)
「研究開発マネジメント部門」は、研究戦略、URA活動、研究IR、産学官連携、地域イノベーション、研究拠点形成、人材育成など、研究を組織的に推進する活動を評価する部門です。研究者が個々に努力するだけでは実現しにくい大型研究の形成、研究力分析に基づく戦略立案、部局や機関を越えた連携体制の構築などが重要な対象となります。令和8年度は、応募13件のうち4件、14名が受賞しました。
一方、「高度技術支援部門」は、高度で専門的な技術的貢献を通じて研究開発を支えた活動を評価する部門です。具体的には、分析・計測技術、遺伝子解析、X線構造解析、電子顕微鏡技術、組織標本作製、研究設備の共用化、安全な研究環境の整備、調査船の運航などが含まれます。単なる機器操作ではなく、技術の改良、標準化、効率化、他研究者への技術指導、装置共用体制の整備など、研究コミュニティ全体への波及効果が重視されます。令和8年度は、応募37件のうち10件、19名が受賞しました。
令和8年度の研究支援賞全体では、研究開発マネジメント部門4件14名、高度技術支援部門10件19名、合計14件33名が受賞しました。表彰式は2026年4月15日に行われ、科学技術賞、若手科学者賞、研究支援賞の各代表者に表彰状が授与されました。
この賞の意義は、研究成果の背後にある「支える専門性」を可視化する点にあります。現代の研究は、研究者個人の発想だけでなく、精密な技術支援、研究費獲得支援、データ解析、設備共用、安全管理、組織的な研究戦略によって成り立っています。研究支援賞は、こうした不可欠な貢献を公的に評価することで、技術職員、URA、研究推進職、研究基盤担当者などの専門性と社会的価値を高める制度です。特に令和8年度の受賞例からは、所属機関内にとどまらず、他機関、地域、産業界、研究コミュニティへ成果が広がっていることが重要であると分かります。
矢部さんは、冷静さと穏やかな対応、卓越した技術力で医学類の学生たちから慕われています。おめでとうございます💐

https://www.tsukuba.ac.jp/journal/awards/20260415121500.html
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01620.html
