解剖学・神経科学研究室について

筑波大学は、東京教育大学の移転を機に新しい教育分野(工学・医学)が付け加えられ総合大学として1973年10月に発足しました。1974年4月に医学専門学群の第一期生が入学しました。解剖グループは基本的に一つの単位として運営されていましたが、教授を中心とした3部門がありました。当研究室は、解剖学第一研究部門の流れを引き継いでいます。初代教授である河野邦雄先生は1974年9月に筑波大学に着任し、研究と教育の基盤を確立されました。その後、医学研究科長、解剖学会理事を歴任され、1998年までその任に当たりました。

久野節二先生は神経内分泌の研究を行い、 感性認知脳科学専攻長、 日本感性工学会理事、感性脳機能部会代表、学会誌編集委員、日本解剖学会の学術評議員を歴任されました。 野上晴雄先生は、成長ホルモン及びGHRH受容体遺伝子の発現調節の研究を精力的に行いました。

2015年7月1日、武井陽介教授が着任し、解剖学・神経科学研究室を設立し、現在に至っています。筑波大学医学類の肉眼解剖学の講義と実習、神経解剖学の講義と実習を担当しています。また大学院人間総合科学研究科にて、細胞骨格と精神疾患に着目して研究活動を行っています。

筑波大学の解剖実習は、医学類2年生を対象として5月中旬から6月にかけて行われます。解剖学業務には、筑波大学医学系技術室(瀬谷祐一さん・矢部一徳さん)と協力してあたっています。

参考文献:日本解剖学会100周年記念 教室史

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