四月の雨は、まだ冷えの残る空気をやわらかく撫でながら、静かに地上へ降りてきます。冬の名残をわずかに抱えたままの風景に、透明な膜を一枚重ねるようにして、世界の輪郭を淡く滲ませていきます。新芽はその雨を待っていたかのように、ほころび始めた若葉をそっと広げます。まだ頼りない緑は、水滴をまとって一層瑞々しく、まるで自らの存在を確かめるかのように震えています。濡れた土の匂いは、深いところから春を呼び起こし、眠っていた時間をゆっくりと動かし始めるようでもあります。
人の心にもまた、この雨は静かに降り積もります。別れや始まりが交錯する季節の只中で、言葉にならなかった感情をそっと洗い流し、あるいは逆に、沈めていた思いをやわらかく浮かび上がらせます。傘越しに見上げる灰色の空は、どこか遠くまで続いていて、その奥行きの中に、自分の小さな揺らぎを溶かしてくれるようでもあります。四月の雨は、ただ濡らすだけではなく、過ぎ去ったものとこれから訪れるもののあわいに、ひそやかな橋を架けてくれます。
履修登録や事務仕事が多い時期ですが、可能な限り早く収束させて研究活動に集中したいものです。5月のGWと実習の前に、ひとつで多くのことができるように活動したいです。フロンティア医科学学位プログラムの研究室訪問が4月25日に実施予定です。卒業研究の配属先を探していらっしゃる方もぜひご参加ください。






When one door of happiness closes, another opens; but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.
1つの幸せの扉が閉じたとき、別のドアが開く。しかし、時として我々はその閉まったドアをとても長く見つめているために、その開いた幸せの扉が見えないのである。
Helen Keller