Happiness, where are you?

カザフスタンの医科大学の学生の方が研究室を訪問くださいました。医学類のTさんが研究室をご案内してくれました。3月の海外視察で人脈を拡げられたとお見受けしました。

医療科学類の学生は、学会発表の練習を行いました。筑波会議での発表の後に追加されたデータを盛り込み、定量方法の検討も行いました。講義の合間を縫って、横浜に参戦する予定です。苦しく感じることも多いと思いますが、学会や卒業研究発表会などのイベントを糧に成長してほしいと考えています。本日の発表練習では、臨床実習を終えた医学類の先輩方が厳しくご指導くださいました。若い方の溢れるばかりの才気に触れること、教員として本当にうれしく思います。スタッフは、実習の課題を採点しました(140人×N回分)。

多様性を抱えた組織を「魅力的」に保つには、ビジョンの共有、心理的安全性、情報の透明性といった複数の条件を同時に満たす必要があります。トップが描く理想と現場の肌感覚にはしばしば差があり、コミュニケーションの不足や誤解が積み重なると統一感は失われます。また、公平性や尊重を維持し続けることは極めて難しく、特定の人に偏った評価や発言しづらい雰囲気が生じるだけで、組織の魅力は一気に低下します。さらにメンバーの入れ替わりや環境変化によって組織文化は常に揺らぐため、魅力的な状態を“維持し続ける”には継続的な努力が不可欠です。魅力的な組織づくりとは、問題が起きないことではなく、問題が起きたときに建設的に向き合える文化を育て続ける営みであると思います。若い方が安心して研究に取り組むことができる環境を追い求めて毎日前進したいです。

窓の外は、冷たい風が満ちているようです。

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