冬の予感

昼間の陽射しがまだ秋のぬくもりを残していたのに、日が沈むと急に空気が変わりました。研究棟を出た瞬間、肌を刺すような冷たさが頬をなで、思わず肩をすくめてしまいます。街路樹の影が長く伸び、風に舞う落ち葉が街灯の下で静かに回っています。夏の名残が完全に消え、冬の気配が忍び寄るこの時期、時間の流れがひときわ速く感じられます(今年は特に)。窓を閉める手を止めて夜空を見上げれば、透明な空気の向こうに星がいくつも瞬いていて、静寂の中に凛とした冷たさが漂っています。カメムシがたくさん窓に集まっていて驚きます…🐛実験室の機材が発するぬくもりの裏で、季節がまたひとつ進んだことを感じます。急激に冷え込んだこの夜、秋は終わりを告げ、冬が急に迫っているようです。

午前中は静かだった研究室は、夕方から学生が集い賑やかになりました。同時に体調を崩している学生が多いようです。夜は、暖かい場所で早く休んでほしいものです。

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