六月の朝は、やわらかな雨音とともに始まります。梅雨の季節がもたらすしっとりとした空気が、窓辺に立つ私の肌をやさしく包み込み、どこか懐かしい気持ちを呼び起こします。構内の紫陽花は朝露をまとい、淡い青や紫の花びらをひらいて静かに揺れています。遠くでは鶯のさえずりが聞こえ、雨音と重なって自然の調べを奏でています。この時期の空は重く垂れこめながらも、雲の切れ間から一瞬の陽が差し込むと、町の景色が一変します。濡れた石畳は光を映し、道行く人の傘に小さな虹を浮かべます。静かに降る雨の中、どこか凛とした静けさが町全体を包み込み、日常の喧騒さえも一時忘れさせてくれます。日本の六月の朝は、ただ湿り気を運ぶだけではありません。そこには、移ろう季節とともに心を整え、静かな始まりを慈しむ時間が確かに流れています。
本日は、大学院の講義を行いました。講義終了後に質問してくださった方、ありがとうございます!非常に細かい話をしたのでつまらなかったかなぁと思っていました。何気なく話したことについて深く考察している様子に身が引き締まる思いでした。TFのTさんのきめ細かいマネージメントにも感謝です。その後、急いで医学類の実習に向かいましたが、十分に作業できず申し訳ない思いでした。研究室に急いで戻ると、大学院生と学類生が協力して実験してくださっていました。こちらもありがとうございます!!


