科学技術振興機構(JST)のプレプリントサーバーJxivにプレプリントを掲載しました。
医学群医学類4年生のPerspective Preprintが発行されました。ASDは病態メカニズム解明が急務となっています。近年、ヒト幹細胞から作製される脳オルガノイド技術が、ASD研究に革新をもたらしています。この三次元培養モデルは、ASDの環境要因研究にも有用です。患者由来のiPS細胞を用いることで、個々の遺伝的背景を考慮した研究が可能になります。一方で、生体への環境要因の影響をオルガノイドで評価する場合には難しさも伴います。本総説では、オルガノイドを用いたASD研究について議論します。
Nさんは、昨年度から研究室演習に参加して積極的に活動しています。実験技術も安定しており、顕微鏡操作や画像解析も積極的に身に着けています。今年度は、学会発表も控えています。学生の急成長を近くで見ることがっできるのは嬉しいことです。
Nakamura K, Sanaka S, Higuchi K, Kubo A, Kamiya S, Sasaki T. Elucidating the Pathogenic Mechanisms of Autism Spectrum Disorder Using Brain Organoids: Assessment of Environmental Factors and Challenges (脳オルガノイドを用いた自閉スペクトラム症の病態メカニズム解明:環境要因の影響評価と課題). 2024-09. Jxiv.
DOI: https://doi.org/10.51094/jxiv.894

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