盛夏の門出に憂う

梅雨が明けたわけでもないのに、夏はもう、十分に本気のようです。七月上旬とは思えないほどの暑さが、街を、山を、そして人の心までもじわじわと焼いています。朝の光にはすでに熱が混じり、蝉の声もどこかくたびれたように聞こえます。家の中では冷房の風が頼りで、外に出ることさえおっくうになり、空を見上げる余裕もなくなっています。それでも、見上げれば空は青く、白い雲がぽつんと浮かんでいます。季節の進みが早すぎるのか、それともこちらの心が追いつけていないのか――どちらにしても、この暑さにまぎれて、得体の知れない不安や焦りが、じわりと背中に忍び寄ってくるような気がします。

会議や実習準備の間に、学生と実験を行いました。CBTやOSCEが迫っている中でコツコツ実験を進めて下さることに感謝です。

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