陽炎ゆれる夏の金曜日

朝まだき、すでに陽は鋭く、構内の舗装(凹凸が目立ちます…)は熱を帯びて光を弾きます。蝉の声にはまだ遠いですが、空気は夏そのもの、肌にまとわりつく湿気とともに、季節が一歩、また一歩と進んでいくのを感じます。アスファルトの上に揺れる陽炎は、まるで夢と現の境をほどくかのように揺れ続け、心は次第に夏の深みに誘われます。七月の初め、暑さに包まれた金曜日は、まるで夏の序章を高らかに奏でる合図のようです。汗ばむ額を拭いながら、まだ見ぬ夏の本編を思う昼下がりです。本日は、博士論文審査会に参加しました。研究棟から離れた場所に研究室がある先生方が、暑い中審査会に足を運んでくださいました。研究室では学生たちが協力して、動物棟の清掃と研究室のメンテナンスをしてくれました。来週は、大学院の研究計画発表会もあります。暑さに負けずに研究を頑張りましょう。

子曰、默而識之、學而不厭、誨人不倦。何有於我哉。『論語』

子曰く、黙してこれを識し、学んで厭わず、人を誨えて倦まず。何か我に有らんや。

「黙ってしっかり覚え、学ぶことを嫌がらず、また人に教えることにも飽きることがない。こういう性質は、別に特別なものではなく、私に特別な才能があるわけではない。」

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