夏の扉ひらく朝に

七月、文月の幕が上がりました。折り返しを過ぎた暦の上に、夏の色が濃く染まり始めています。朝焼けはすでに熱を含み、蝉の声もまだ遠く、けれど大地は確かに夏を孕んでいる気配です。六月の雨が洗い流した街の匂いは、どこか湿り気を帯びたまま、陽射しとともに揺らめいています。時はとどまることなく巡り、半ばを超えたこの年も、知らぬ間に新たな季節を連れてきました。七月の空は気まぐれで、晴れ間の向こうに一筋の夕立を隠し持ち、陽炎とともに夏の入口を静かに告げています。焦ることなく、けれど確かに刻まれる時の響きを胸に、残された半年を歩んでゆく、その始まりの朝です。

昨日の大雨と落雷の影響で、空調システムに障害が発生しているようです…本日も、学生たちが実験を頑張ってくれました。講義や実習が多い中で、計画的に研究を進める必要があります。先導的研究者体験プログラム(ARE)の採択通知(医療科学類3年生)がありました。半年ほどの期間ですが、頑張って研究を進めましょう。

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