雲の向こう

梅雨の季節は、日本の気候の中でも特に心身に負担をかけやすい時期とされ、メンタルヘルスにも大きな影響を及ぼします。長く続く曇天や雨により日照時間が減少すると、気分の落ち込みや意欲の低下を引き起こしやすくなります。また、気温や湿度、気圧の変化が激しいこの時期は、自律神経の働きが乱れやすく、頭痛や倦怠感、不眠といった身体症状とともに精神的な不調を感じる人も少なくありません。雨が続くことで外出の機会が減り、運動不足や人との交流の減少が、孤独感やストレスの増大につながることもあります。一部の人においては、梅雨時の曇天が引き金となり、「季節性うつ(季節性情動障害)」のような症状が現れることも知られています。このように、梅雨は気象的・社会的・生理的な要因が重なり合うことで、メンタルヘルスに多面的な影響をもたらす季節であるといえます。心身の変化に敏感になり、自分を過度に追い込まず、生活環境や習慣を整えることで、この時期を健やかに乗り越えることが必要です。

医学類の実習は2/3を終えました。実習時間が長くなっていますが、集中力を切らさずに走り切りましょう。研究室では、夏の学会や大学院の中間報告会への準備を行っています。CBTやOSCEが控えている学生の方も応援しています💪

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