本日は朝から保健管理センターに出かけ、午後から神経解剖実習の資料準備とセットアップを行いました。実習室内はきれいに整頓され、必要な器具がすべて揃っていました。技術職員の働きに感謝です。いつもながら完璧でした。M2の学生は、循環器の試験が終わったばかりですが、神経系のコースがスタートしますので、一緒に頑張りましょう。
夕方からは多くの学生の方が来室して、実験や顕微鏡撮影を行ってくださいました。教員と学生が一緒に実験することも楽しいですが、学生同士で実験結果について議論し、データを解釈し、切磋琢磨するのもとても素晴らしいことです!









”ふしぎだと思うこと これが科学の芽です よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です そうして最後になぞがとける これが科学の花です” 科学の花(朝永振一郎)
朝永振一郎博士(1906-1979)は,湯川秀樹博士に続いて日本人2番目のノーベル賞を受賞し,素粒子物理学を中心とする理論物理学の研究に大きな業績を残しました。筑波大学では、本学の前身である東京教育大学の学長を務めるなど、本学にゆかりのあるノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎博士の功績を称え、それを後続の若い世代に伝えていくとともに、小・中・高校生を対象に自然や科学への関心を高め科学の芽を育てることを目的としたコンクールを開催しています。
https://www.tsukuba.ac.jp/community/students-kagakunome

「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ。」ジョバンニが斯う云いながらふりかえって見ましたらそのいままでカムパネルラの座っていた席にもうカムパネルラの形は見えずただ黒いびろうどばかりひかっていました。ジョバンニはまるで鉄砲丸のように立ちあがりました。そして誰にも聞えないように窓の外へからだを乗り出して力いっぱいはげしく胸をうって叫びそれからもう咽喉いっぱい泣きだしました。もうそこらが一ぺんにまっくらになったように思いました。(宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』)
2024年11月06日掲載