本日早朝は雲が多い天気で、朝日を見ることはできませんでした。いつもは研究棟から東側を眺めると日輪が天久保池を照らし出す様子を見ることができます。窓を開けるとひんやりとした冷気が吹き込んできました。油断していると、このまま12月が終わってしまいそうなので、急いで仕事に戻ることになりました。多くのイベントが生じ、落胆することが多かった灼熱の夏がいつの間にか過ぎ去り、あっという間に秋も終わってしまって冬が来た印象です。
解剖実習と神経解剖実習が終わったこの時期は、研究活動に集中したいところですが、本日も様々な案件がもたらされ、さらに来年度の講義や実習のカリキュラムや実施体制を考える必要が生じて落ち着く暇がありません…来年度も厳しさを増しそうな印象です。きめ細かい教育が求められていますが、担当する教員の数は減らされるばかりで、残された少人数の教員に多くの仕事が課せられている状態です。
そういうわけで、朝からバタバタ事務作業しましたが、あっという間に夕方になりました。生物学類のSさんが、持ち前の文章力で某レポートを送付してくれました。秋篠宮家の長男悠仁さまが、本学生命環境学群生物学類に推薦入試で合格したと発表されました。来年4月に入学し、お住まいのある赤坂御用地から通う予定とのことでした。私たちの研究室には、生物学類の講義や実習も担当しているので、嬉しくこのニュースを聞きました。
夕方には医学類の学生が来てくれて、実験に取り組んでくださいました。吸収力の高い方に、実験の指導をし、その成長を見ることができるのは本学の研究と教育に携わる者として大変喜ばしいことです。12月も三分の一が過ぎてしまいましたが、若い力と共に新しい学問の地平を切り拓きたいものです。研究棟の近くの辛夷(モクレン)の蕾が早くも膨らんできました。来年の早春には、才能ある若い方のような見事な花をつけてくれるはずです。まずは明日の動物施設🐁のイベントと、週末の学会を乗り切ります!







盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。盛岡のこぶしは、北さ向いても咲ぐのす。 んだば、お主らもぬくぬくと春ば来るのを待つではねぞ。 南部の武士ならば、みごと石ば割って咲げ。盛岡の子だれば、北さ向いて咲げ。 春に先駆け、世にも人にも先駆けて、あっぱれな花こば咲かせてみろ! 『壬生義士伝』浅田次郎