残照に包まれて

本日は、朝早くから医学類の学生の方が研究室に来室して、動物室のチェックと顕微鏡観察を実行してくれました。地味な作業ですが、コツコツと進めて下さっています。その努力に報いるためにも早めに論文化と学会発表を目指したいと考えています。生物学類の卒業研究学生の方は、いつも通り実験を行ってくれました。卒業研究発表会までもう少しですので、体調を整えて最後のまとめを行ってほしいです。卒業論文は課されていませんが、研究発表の要旨の提出も年明けすぐとなっています。夕方からは、M4の学生の方が、ニューロンの培養実験に取り組んでくれました。細胞の元気がないようなのでトラブルシューティングして、来年に繋げていきたいです。元気な生物学類2年生の方は冬休みに入ったようです。レポートや試験、研究プレゼンテーションでお疲れと思いますので、英気を養って新年から再び頑張りましょう。AREの最終報告会ももうすぐです。研究成果を見るのが楽しみです。

研究室に参加して下さっている学生の皆さんに感謝します。来年は、研究室設立10周年の節目の年になります。よりよい研究室運営ができるように努力します。

太宗在潛邸時,屢召見楚材,奇其才,曰:
「楚材聰明睿智,博學強記,可為帝佐。」
及即位,益親之,授中書參政。楚材雅有遠略,經世治國,出納大權。時人比之蕭曹,或謂之房杜,皆謂其功在社稷者也。

太宗 潛邸に在りし時、屢楚材を召して見え、其の才を奇とし、曰く、
「楚材は聰明睿智、博學強記、以て帝の佐たるべし。」と。
及び即位して、益これを親しみ、中書參政を授く。
楚材は雅より遠略有り、世を經め國を治め、出納の大權を執る。
時の人これを蕭曹に比べ、或いはこれを房杜と謂ひ、皆その功は社稷に在りという。

耶律楚材(1190-1244)は、モンゴル帝国の成立期にチンギス・ハーンやオゴデイ・ハーンに仕え、主に漢式の行政や財政制度を整えたことで知られる契丹(キタイ)出身の政治家・学者である。「楚材に言う、一利すは一害くにかず、一事を生ずるは一事を滅するに若かず、と。平居妄りに言笑せず。士人に接するに及んでは、温恭、外にる。その徳に感ぜざるなし」(十八史略)

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