科学技術振興機構(JST)のプレプリントサーバーJxivにプレプリントを掲載しました。
Tetsuya Sasaki1,2,3*, Sara Kamiya1,2, Kenyu Nakamura1,4, Koki Higuchi1,4, Sae Sanaka1,4, Asumi Kubo1,5
医学の伝統的な目標は疾病の治療と健康の回復であったが、近年、人間の能力を健常者の標準を超えて拡張する技術が急速に発展している。この「人間拡張 (human augmentation)」は、治療を目的とした従来の医療とは異なり、健常な身体的・認知的機能をさらに強化することを目指している。脳-コンピューターインターフェース(BCI)は、神経疾患患者のコミュニケーション支援から、健常者の認知能力増強へとその応用範囲を拡大している。このような人間拡張技術の発展には、神経系の微細構造と機能に関する詳細な解剖学的理解が不可欠である。本総説は、人間拡張技術の主要領域について、その基盤となる神経解剖学的知見を中心に考察する。
https://doi.org/10.51094/jxiv.921

白露の 玉に咲く花 儚けれ 朝陽に消えて 跡も残さず
夢の世に 浮かぶ花影 手を伸ばす 触れ得ぬままに 消ゆるはかなさ
月影に 匂うは夏椿の 涙かな 夜風に乗りて 散りし香の跡



夏椿 Stewartia pseudocamellia