ゲノム脳科学・病態制御学グループ
医学教育

令和4年度 M1〜M4(医学類学生)研究室演習について

受け入れ人数:3名まで

1人1人の脳の遺伝子は基本的に不変で、その配列そのものは生涯ほとんど変化しません。ところが、脳の疾患(精神疾患・神経変性疾患)では、あたかも遺伝子が変化・破綻したかのような症状が現れます(-_-;) なぜそのようなことが起きるのでしょうか?
近年、その謎を解く鍵が「DNAのメチル化」にあることが判ってきました。私たちのグループでは、脳におけるDNAメチル化を調べることで、アルツハイマー型認知症などの脳疾患の発生機序解明を目指しています。
この演習では、脳疾患に関連した脳解析(メチル化解析、タンパク解析、免疫染色)の見学が可能です。また、セミナー(論文の抄読会)に参加してもらい、最先端の脳研究に触れることもできます。
希望する学生は、一度見学に来て下さい。そして直接会話をして決めてもらうのが良いかと思います(コミュニケーション重視)。無理に勧誘する気は全く無いです(^^)
なお、定員に達した場合には、抽選で決めたいと思います。

余談ですが、私(増田)は京都で育ちました。友人の家で西陣織の織り機がカタンカタンと音を立てている中で遊び、寺院の庭を駆け回る幼少時代を過ごしました。静かで、かぐわしい香りの漂う、人情味あふれる環境が今でも私の原風景であり、理想の世界です。参加する学生には、専用の机や作業スペースを保証します。学生同士のやり取りの場、校内での活動拠点の1つとして有効活用してもらいたいと思います。
研究のこと、実験のこと、世の中のこと、いろいろ知りたい学生の参加を歓迎します。一緒に頑張りましょう\( 'ω')/